実施企業
日立グローバルライフソリューションズ株式会社(日立GLS)
技術提供企業
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(AWS)
目的
IoT家電の急増に対応する拡張性の高いプラットフォームを構築し、600万台規模の接続を実現する。
概要
日立GLSは2018年より提供している『コネクテッド家電®』のプラットフォームを、AWSのマネージドサービスを活用して刷新。600万台の接続に対応する新基盤を構築し、ユーザーへの影響を最小限に抑えて移行を完了。
背景や課題
IoTプラットフォームの接続台数が10万台を超え、IaaS形態のクラウド環境では拡張性に限界が見えてきた。今後の事業成長を見据え、600万台の接続に耐えうる新たなプラットフォームの構築が必要となった。
実施内容
2021年8月から本格的な開発プロジェクトを開始。AWS IoT Core、AWS Lambda、Amazon Kinesis、Amazon DynamoDBなどのマネージドサービスを採用し、コンテナ化したアプリケーションをAmazon ECS on AWS Fargateで実行。アジャイル開発手法を導入し、1週間スプリントでの開発サイクルを確立。CI/CDパイプラインを構築し、継続的なデプロイを実現した。2022年6月からロボットクリーナーを皮切りに、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなど段階的に移行を進め、2023年3月に完了している。
結果
インフラコストを従来比で50%削減し、管理工数も大幅に低減。週1回のペースで新機能をリリースし、CI/CDによる自動デプロイは1年半で100回を達成。システムメンテナンスによるサービス停止時間がなくなり、ユーザー体験が向上。2023年9月時点で約20万台が接続し、毎月1万台のペースで拡大中。さらに、アジャイル開発の導入により組織文化も変革し、他部門への波及効果も生まれている。今後は、AWS活用における共通領域を整備・標準化し、社内の開発プラットフォームとして展開を計画している。








